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無題ドキュメント
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作詞 清家繚華 |
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この祈りの歌は
だれに向けたもの
貴方の名残は
記憶の中 揺れる
風の中に骨は無く
この声も枯れて
海の底には 唯
灰だけが眠る
いつか見た日を
繰り返すように
私は 生きて
貴方と別れ
そして 行くのだろう
終わり無き道を
凍る頬を拭えば
剥がれ落ちる涙
止め様のない
痛みが 優しく包む
「先に行くね」と
笑っていたのは
私だったのか
それとも 貴方
つながって
続いて
そしてまた 戻る
その中に
貴方は居ないけれど
約束をしたね
小さな指きりで
あの日が いつか
未来になるのなら
私は 生きよう
貴方の居ない今を
風の中の骨は
伝わらない想い
海の底の灰は
叶わない幻
残酷だと
誰が言ったの?
光無き世界を
何も見えない明日を
何も知らなかった
子供の頃の 約束を。
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