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掌
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作詞 蝉音十 |
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消えそうで 手で風を遮る
「いつから気付いてた?」
震える掌で 目を覆い隠す
少しでも笑顔を見せようとする
閉じそうで 横で少し笑う
「いつからだろうね」
震える掌を そっと 握る
少しでも我慢してしまうからね
終りそうで 手を強く握る
「バカだよな・・・」
震える掌が 弱々しくなる
少しでも・・・少しでも・・・
流しそうで 枯れてしまう
「最後まで側に居る」
震える掌が・・・
「こんなの・・・悲し過ぎるよ」
差し込んで 手で光を遮る
「まだ・・・話たい」
震える体が 涙が零れだす
静かに 静かに 涙が零れる
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