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鋼の扉
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作詞 真織 |
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胸に突き刺さったトゲを
未だに取れずにいるのは
痛みを感じていないと
あなたを思い出してしまうから
向かい合っているのは
携帯の画面だけで
本当にあなただという
断定が出来ないよ不安で
鋼の扉がいつまでも開かない
その向こうにあなたがいるのに
拒むように荊が絡みつき
足を取るから手も伸ばせない
麻痺した手の感覚でさえ
今はあなたを忘れるための
大事な道具としてさえ
扱うことで精一杯なんだ
目に見えている範囲は
せいぜい180度で
後ろにあなたがいると
一人ぼっちみたいで空しいよ
響いたあなたの名前は僕の声で
扉の向こうにはきっと届かない
さえぎるようにカラスが鳴いて
涙を誘うから嘆きさえも出せない
あなたを愛しく思うから
僕はあなたを信じられたんだ
勇気という力を両手に
もてたんだ
鋼の扉がいつまでも開かない
その向こうにあなたがいるのに
拒むように荊が絡みつき
足を取るから手も伸ばせない
それでも足を止めないで
歩み続けてこの手を伸ばして
鋼の扉をこじあけたくて
あなたを信じたくて
やっと開いた扉の向こうに
あなたがいると思ってた
だけど
断定することができなかった
だからあなたはそこにはいなかった
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