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アメピン
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作詞 真織 |
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風になびく前髪を
つっかえながらも止めている
振り向きざまに香った
あなたの匂いは消えてゆく
忘れそうな思い出は
箱にしまって鍵をかけて
いつまでも鮮明なまま
握り締めたアメピンは
卒業式まであったのに
今更思い出したから
きっとポッケにしまってる
居場所も分からなくなって
いつの間にか存在も忘れて
あたしの頭の中から全て
消えてしまうんだろう
細めた目の先には
見覚えのある面影
遠くなる背中に今も
飛びつけばよかったと後悔
懸命に記憶をたどっても
鍵の場所を忘れてしまう
いつか面倒くさくなる
大事にしていたアメピンは
いつの間にか消えていた
耐え切れなくなる心は
いずれ崩れていくんだろう
居場所も分からなくなって
いつの間にか存在も忘れて
あたしの頭の中から全て
消えてしまうんだろう
大切だった全て
消したくない思い出だった
かけがえのないものを
あたしはあたしが手放した
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