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金魚すくい
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作詞 真織 |
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花火の音空高くこだまし
触れていた左手離れる時
浴衣の袖を握り締めて
まだ離れたくないと唱える
ゆっくり人並みに流されて
並んで歩いた祭り景色
遠くに見えるのは
けたたましいほどの太鼓の音頭
金魚は優雅に水槽の海を泳ぐ
囚われの心も知らずに
あたしが近づけた網に
離れることも知らないで
花火の音空高くこだまし
触れていた左手離れる時
浴衣の袖を握り締めて
まだ離れたくないと唱える
片手に持った金魚の手提げを
顔まで持ち上げてあなたと二人
見つめた赤い金魚は
二人いた足跡
さっきまで隣並んでいたのに
今はあなたの背を追い歩く
近づく別れの時を
悟り覚悟を決め歩く路地裏
静かな喧噪の中で見つけた光
鎖で繫がれる恐怖を知らない
あたしが伸ばした手にさえ
好意をもつような能天気さ
はじけた空高い花火
歩き続けた足を止めて
もう少しこの場でうずくまって
空を見上げようと言った
あたしの手を取って歩き出そうと
思っているあなたは多分
あたしのことを
本気で想ってる
金魚は優雅に水槽の海を泳ぐ
囚われの心も知らずに
あたしが近づけた網に
離れることも知らないで
花火の音空高くこだまし
触れていた左手離れる時
浴衣の袖を握り締めて
まだ離れたくないと唱える
片手に持った金魚の手提げを
顔まで持ち上げてあなたと二人
見つめた赤い金魚は
二人いた足跡
ずっとこれからも
あたしは金魚のように
あなたの周りを
泳ぎ続ける
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