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花を咲かせてよ
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作詞 真織 |
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雪帽子かぶった白い山も
風に吹かれる大きな木々も
全部窓の額におさまって
何も変わらない
もうすぐ天に召されるとき
気づいてた少し前から
お世辞混じりに「大丈夫」って
何も分からないくせに
退屈な日々 ベットですごした
願いが叶うなら 一つだけ そう
一つだけ
せめて春の優しい花を見させて
冬の中でも凛と咲く花を
そうして僕を看取ってよ
ささやかな願い聞いてよ
雨の天気も
曇りの天気も
ガラス越しに見えるのは
昨日と変わらない
息が詰まって 苦しくなって
願いが叶うなら 一つだけ そう
一つだけ
せめて春の暖かい花を見させて
風に吹かれても泣かない花を
そうして僕を見守ってよ
ささやかな願いを聞いて・・・
神様が預けた命
こんなにも儚くて
僕が花を好きな理由は
散ってゆく姿が美しいから
せめて春の優しい花を見させて
冬の中でも凛と咲く花を
そうして僕を看取ってよ
ささやかな願いを聞いてよ
もう見ることのできない
春の花を咲かせてよ
今から別れの鐘が鳴るから
僕はもう行かなくちゃ
頭の形にへこんだ
僕の枕を上から見たら
春の花が一輪ポツリと
遅くなったけど置いてあった
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