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アース
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作詞 藤原洋次郎 |
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森の中では
いつものように
どんぐりたちが
踊り狂う
ワインを飲んで
月夜に酔って
幸せだけが
ここにあった
ガソリンの匂いと
沈黙の音
逃げていく恋人
どこに行くんだい?
燃えていく
太陽も月もないのに
消えていく
あるのは人の声だけ
海の中では
キレイな色の
ウミウシたちが
ウタを歌う
マイクを持って
ギターを弾いて
客などいない
バカみたいだ
生ゴミの匂いと
モーターの音
奪われた歌声
どこにあるんだ?
プラトンも
アトランティスもなかった
汚れてく
あるのは人の自由だけ
土の中では
忘れられてる
ツチノコたちが
マンガを読む
どんなときでも
どんな奴でも
好きなところへ
飛んでいける
セメントの匂いと
エンジンの音
捨てられた首輪に
愛のある名が
いつの日か
季節が移り変わって
枯れていく
あるのは人の希望だけ
時の中では
あの日の僕が
もがき苦しむ
傷も癒えず
最近なんか
暗いニュースが
まわりまわって
倒れそうだ
人間の命は
終わってくのだ
傷だけを残して
終わってくのだ
もういいよ
こんなに生きていたから
もういいよ
そろそろあなたに返そう
人は羽をもてば自由になりすぎる
早く折ってくれよこいつは重すぎる
誰も彼も君の息だけ上手だね
森も海も土も黙ってないで止めて
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