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熱く切ない瞳
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作詞 ●Yulli● |
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あの人は言った
「条件だけで人を好きになれたら
どれほど楽なんだろう」
私は見た
あの人の見つめる 白い
小さな背中を
蝉も消えていく季節だった
私たちが一緒にいるようになったのは
去年の青空の下
あの人の熱く 切ないような あの瞳を
私は向けられたことなどなかった
知らないでしょう
必死で調べたこと
好きな髪形 服装 食べ物
最初に話しかけたのも全部偶然じゃない
余ったって嘘ついて渡したお菓子は
あなたのためだけにつくったの
私のほうが
きっとあなた好みのはずなのに
私のほうが
きっとあなたを好きなはずなのに
私のほうが
きっとあなたを幸せにできるはずなのに
どうして?
あふれ続ける気持ち
伸ばした手
受け皿のない世界
寝苦しいだけの熱帯夜は続く
蝉の消えゆく季節だった
あの人が言った
「条件だけで人を好きになれたら
どれほど楽なんだろう」
私は見た
あの人が見つめる 白く
小さな背中を
あの人の熱く 切ない瞳を
私は初めて見た
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