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ピンク色の雨
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作詞 ●Yulli● |
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とうとう今日が来てしまったね あたし達
卒業するんだここから もうここには来ない
君とすれ違うこともなくなるんだね
ひらひら舞っていればいいのに ピンクの雨のように
それを必死に見つめて 君はあたしに気付かない
あたしも君を探さなくてすむ 泣かなくてすむだろう
つぼんだまま 桜 咲かずに明日はやって来る
諦めようとするんじゃなくて
心の中にのみこんでほうっておこう
この淡く大きかった恋心を
まだここにこうやって思い出すだけでほら
消えきれずにくすぶっているんだ
君が君で 幸せになればそれでいいの
そんなふうに綺麗にこと 思うことできなかった
好きだったから あたしがずっと君の隣にいたいと願った
話せるだけで良い 今 それに気が付いた
むりやり君をここから消すんじゃなくて
あたしはあるがまま受け止めよう
この行き場のない想いを
そうしていれば君の笑顔も声も
香りも時間と共にうすれていくだろう
今かけよって想いを伝えることをやめて
のみこんでしまえば
そうしていれば
いつかまたすれ違った日も
なんにも二人にはなかったみたいに
話せるようになるんだろう
君が 君で幸せになればいい
なんてどうしても思えなかったの
好きだった 好きだった
どうしようもないくらいに
だからあるがままのあたしを受け入れよう
諦めるんじゃなくて
ほうっておこう
あたしの秘めた想いは
今はもう少しの熱になるだけだから
そうしてさえいれば
君の笑った顔も
振り返り方も
指先も
首筋も
視線も
香りも
声も
唇も
全て
うすれていくんだろう
消えていくんだろう
なくなるのだろう
そうやってつぼんだ桜を見上げて泣いた
唇をかんだ
桜のつぼみもいつか咲くだろう
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