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α mémoire
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作詞 玖羽 |
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巡る時と廻る想いに
消せない傷跡が焦がれ
癒す術もない儘
立ち止まることも出来ず
生きる意味を見失い
彷徨っていた日々も
貴女がその意味になり
少し強くなれた
回想 刹那 散らした メロディー
いつの間にか針は「零」を差し
五線譜 皆無 揺れて 消えて
人知れず胸の奥で十字を斬る
君の色 残っている
記憶のパレットに
優しい眼差しで
見ていてほしかった
叶わぬ願いだけれど
影さえも見せず
蜻蛉の如く儚げに
消え過ぎていった
微笑みだけ遺したままで
幾度となく時は流れて
もう7度目の冬が来て
幻想の中で貴女を捜し
涙が雪を溶かしてゆく
その雫はこんなに綺麗でも
貴女が此処にはいないから
色づく街など見たくない
すべて消してしまいたい
白黒 世界 散らした メモリー
いつの間にか闇に「光」が差し
平行線 現実 濡れて 堕ちて
負の感情が牙を剝いて踊る
僕に今 響いている
鳴り止まない鼓動が
たしかに聞こえている
姿は見えないけれど
貴女は此処に生きている
その想いは届くから
伝えられなかった僕の想いも
必ず貴女へと…
巡る時と廻る想いは
もう何も怖くはない
愛おしい記憶を辿れば
貴女に出逢えるから
生きる意味を見失い
彷徨っていた日々も
貴女がその意味になり
少し強くなれた
『サヨナラ』今なら言える
ずっと支えていてくれたから
いつか貴女のいるところへ
往くから待っていて…
気付けば窓の外は「雨」
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