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闇猫_。
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作詞 玖羽 |
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27時の雨の幕に圧されながら沈んでいく
華奢を模ったような肢体を揺らして
翳った月の影に逃げ込んだ夢兎
流星の群れと戯れたらそっとオヤスミ
嗚、所詮、僕は只のひとつの生き物で
弱すぎるから鳴いてた、きっと
ひとりだからこんな真っ暗闇に
引かれて飛び込んだだろう?
答は闇だけが承知だね、って
微笑んで魅せた満月と
対比される小さな僕の
行き場はいつも線路の上
名前もない闇に泣いた猫と嗤う兎
混ざり合えたなら密かに囁いて
闇猫、奔る摩天楼。に突き刺さった
60°のネオンライトに揺れる
球体の君。
或る日、月は自身を闇に隠して遊んでみせた
僕は非力で盲目、故に無言で君を探した
けれど孤独が嫌で鬼を演じることを止めた
「卑怯だと笑うがいい。」─僕は強がった、
待ちわびた本当の答も
真実の嘘でしかない、と
居場所すらももう無くて
最後に夢を見ようとした
哀しげな兎の両眼に反射する闇猫
簡単に翻る世界に終焉を告げて
病み猫、墜ちる摩天楼。にひとり佇んだ
月光浴に溺れる愚かな
愛しすぎる君。
きせつはめぐりぼくはゆめのなか
メランコリィに咲きましょう_。
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