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月の少年
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作詞 FREE |
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月を捕まえると少年は手を差し出した
届くはずがないのに 少年の目は輝いていた
私が家を飛び出して
夜の公園で一人りき
そこに君がいたんだ
そして私にこう言った
「太陽と月だったらどっちがお好き?」
夜は嫌いって私が言ったら
少年は笑った。
少年は言った
「じゃーなんでここの世界にいるの?」
鳥が目を覚まして 草や木も光をほしがって
朝日が私を照らして猫が言う
「また、今日が始まるニャ〜」
私は昨日より景色が違って見えた
少年はいなくなっていた
だけど、何かを感じる
なんだか夜が
悲しい物に見えた
少年が最後に私に残した言葉が頭をかすめる
「いいかい?月は自分一人じゃ輝けない。常に太陽と背中合わせで生きている」
「僕らも同じだよ?一人だけで生きていくなんてできやしない」
「だから、愛してる人や動物を大切にするんだよ?」
と・・・
私は思ったんだ
人間も月と一緒なら
私も輝けるよね?
大好きな人と
背中合わせでさ・・・
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