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純愛
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作詞 永科 密 |
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君が白い部屋で呟いた
最後の言葉は悲しすぎる
僕は君の左手を取って
薬指を見た
風のやむことのない森の中
僕はその森を思い出して
瞳を閉じ ゆっくり考えた
そしたらキラリ光る涙 溢れてゆく
僕は君が大好きで
森という名の恋は
止まらなく幸せで 不安はなかった
僕の中の愛 それは君のリング
1つ寂しく光っている
「また、逢いましょう」
君が好きだった撫子の花
今も家の窓辺で咲き誇ってる
「綺麗ね」と言って 微笑む君が
安易に想像できるよ
あの日は君の好きな雨だった
僕は晴れが好きだけれど
君が好きと言ったものは
嫌いにはならなかった
だから傘を持って君の元へ行ったのに
撫子の花が部屋中に広がって
そこには君がいた
僕がそばに駆け寄ると
君は僕に撫子の花のネックレスをくれた
「お誕生日おめでとう」
僕は目をゆっくり開けた
僕の首には指輪のネックレス
指輪は君の物だった
そのかわりに僕のが消えていて
きっと向こうでも光っている
「また、逢いましょう」
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