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現実逃避〜檻〜
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作詞 零無彩 |
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長く続く廻廊を過ぎる
横切る寒気に身震う
監獄 そこでは地獄
見せ掛けだけに中身は汚れ
汚染された水晶は割れた
水晶とは精神の映し鑑
打撃を受けた天の子が
壊れた狂気を隠している
不透明な水晶は曇りながらも
映すと云う
貴方は傷つきもがき
檻に付いた爪痕が証明だろうな
鳴る鐘に心は躍るが
逃れられん運命の歯車の様で
酷く腹立たしくもなりやしませぬか
何故だろな?
長く続く廻廊を過ぎる
横切る寒気に身震う
牢獄 そこには暗黒
疲れた脳には何も残らず
穢れた言の葉は持て囃された
酔狂な男が何か云う
包み込んだ天の子は
汚染の呪いを呟いている
曇り硝子は濡れずとも
晴れる事無い
貴方は傷つきもがき
檻に付いた爪痕が証明だろうな
鳴る鐘は最後を告げた
逃れられん運命の歯車だとは
誰も気付きたくは無いのでしょう
答えてな?
檻に囲われるは獣
呻きは止まらず加速した
大仰に割れるはもう一度それ
少女は水晶に触れた
破片を拾い集め
「デアド」
それだけ呟く
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