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洗礼の儀式で熾り…
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作詞 零無彩 |
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此の純潔が
罪だと申されるのなら
貴方の其の頬の爛れた痕は
何なのでしょうか
其の純白 冷血
凍りついて 消えて
暖まりはしませぬ二度と
凍った貴方に跪いて
毒に埋もれ脳には意識飛び
其れでも貴方について行こうと
申しております
疎ましいのならいっそ
私に地獄の業火を
与えてみては如何でしょうか
廃教会の錆びた十字架
鎖の欠けた真紅の結晶
それらが全て聖なる祝福を
ひとときの祝福を
お与え下さいませ……
此の業火に
あの頃の私を重ねるのなら
貴方は其の瞳の穢れた光で
観ていらしたのでしょうか
其の鬼畜 吐気
鬱々して 消えて
懺悔はしませぬ神などに
美しい貴方が如何しても
神に乞い惨めに脆く跪けと
其れでも貴方に従いますのと
申しております
疎ましさの余りそっと
私の魂を掌から
放たれてしまいませぬよう
廃教会の錆びた十字架
鎖の欠けた真紅の結晶
それらが全て穢れた祝福を
ひとときの祝福を
お与え下さいませ……
毒針の貴方に貫かれては
荒れ果てた其処には銃声が轟く
其れでも貴方を慕っておりますの
申しております
疎ましさ故思わず
私の刻印身体から
排除(なく)されませぬよう
熾られましたか
洗礼の儀式の途中
神父への怒りの余りに
私は貴方様より
受け取りたいのです
穢れた其の祝福を
貴方様より
逝かされたいのです
王の輪廻の捌きに罹って
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