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消え逝くわたし、其処に在る君。
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作詞 苺月 |
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ごめんね 何も言えなくて
何も言わずに逝くことが
裏切りだって わかってたのに
「お前は卑怯だ」って 責めていいよ
それは報い 当然の報いだから
自ら死を選んだ者は 地獄に逝くと言うけれど
少し休みたいと 人が願うのに
どうして裁かれる 義務があるだろう
楽しかったよ 此処にいられたこと
君に出逢えたこと それだけで幸せだった
意識が消えゆく瞬間 ふと思い出した約束
ねぇ、まだ逝きたくないよ
やっと気付いたの
別れてみてから気付いた
こんなにもあの世界が
幸せだって 当たり前のこと
あれほど言い訳して 作り上げた理由なんかは
砂みたいに消えてった
自ら死を選んだ者は 天国に逝けないのだって
死んでしまったのに 楽でいたいなんて
人の欲望が深いだけなのに
苦しかったよ なにもかも全て
だけどそれ以上に幸せだったなんてね
もっと早く気付いてたら
まだその場所に 居られたの?
もうあの光の中には 戻れるわけない
夢も嘘も痛みも 全て手から零れ落ちて
そこには最初から 何も無かった
そうなることを わかってたのに
逝きたくない
苦しかったよ なにもかも全て
だけどそれ以上に幸せだったなんてね
もっと早く気付いてたら
まだ君の隣 居られたの?
もうその光の中に わたしはいないね
消えたくないよ ずっと此処にいたのに
失くなってしまう わたしが居たということ
存在は儚いもので
ふと思い出した約束
ねぇ、まだ逝きたくないよ
やっと気付いたの
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