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縁の下の某
作詞 捺
無機質の塊の山に埋もれて
黒く冷たい匣を見た
名声と栄光を得て
尚もその匣は開かない


縁の下の何とかが 潰れて死にかけていた


黒蝶の舞う庭園に寝そべる
怠け者の姿を眺めた
続く甘楽にまだ
酔いしれ惚けている


舞台の上の人々も 苦しみ逝きかけていた


崇められ 称賛された
彼の望みはたやすく叶った
褒め称え 騒ぐ彼らは
おこぼれを 食して生きた
濁った心を 変えようなんて
Ah この世の誰が思うんだい?


縁の下の某は 無垢な心で死んでった


鏡を覗いて僕は愕然とした
冷たく黒い匣を持つ
厭らしい顔その人は
まさしくどこぞの彼だった






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歌詞タイトル 縁の下の某
公開日 2009/03/10
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント どうしても日本語の美しさばかり追い求めてしまう。(感銘を受けた人々の話から。どの人生を選べば良いのだろうか、)
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