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作詞 さえこ
出て行く時は全てを持ち帰って
貴方の全てを残さずに持ち帰って
私の事を忘れてしまえばいい
貴方の記憶の中から葬ってしまえばいい

私を捨てるのなら
私を思い出す事さえ許さない
私を捨てるのなら
染み1つでも残してはならない
私の部屋に残っている香りを 髪の毛を 全てを
持ち帰って捨てて まるで塵のように

貴方が残した思い出の箇所を
拭き取る仕事は私の仕事ではない
貴方は私の家の中から
指紋1つ残さず出て行って

貴方が私を必要だと言ってくれた夜が
今では嘘のように跡形もなく消えていく
深い闇の中に 滑り堕ちてしまう
滴る生温い雫となって 音も立てずに 死んでいく

私を捨てるのなら
私に優しい言葉をかけないで
私を捨てるのなら
二度とその顔を見せてはならない
私の肌に染み付いた傷跡を 温もりを 全てを
持ち帰って捨てて まるで塵のように

いくら拭いても取れないくらいに
染み付いてしまった貴方の染みは
私の手では剥がす事が出来ない 拭う事が出来ない
貴方の手で処理をして

私を捨てるのなら
私が生きている証拠を無くして
私を捨てるのなら
涙一滴も零してはならない
私の記憶に残っている名前を 顔を 全てを
持ち帰って捨てて まるで塵のように
私を綺麗にして―

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル
公開日 2009/06/11
ジャンル ポップス
カテゴリ 失恋
コメント 無関心になるのはなかなか難しいものかもしれませんね。
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