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滅美-ホロビ-
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作詞 そうげつ |
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灰色の風が頬をなでて今日が始まる
白濁した空気を身体に羽織って
ゆったりと終わりのない道を歩いていく
掌の上で廻る自我が疲れて崩れていく絶望
髪をぐしゃぐしゃに掻き毟ったって分からない失望
Ah・・・僕の行き先はどっち?
ただ零れ落ちる涙を
ただ重力に従う涙を
ただ無関心に眺める毎日
明日もまた、同じ今日の繰り返し
美しく...僕は滅ぶだけ
青い風が足に絡まって今日が終わる
混沌(カオス)な時間が僕を隠して
ぐるぐると逃げ場のない世界へ迷い込むのさ
脳内に流れる視覚的情報は眩暈に変わる吐き気
絶叫したって昨日の僕の嘲笑だけが聞こえる幻聴
Ah・・・ただ滅美行く
ただ零れ落ちる涙を
ただ重力に従う涙を
ただ無関心に眺める毎日
明日もまた、同じ今日の繰り返し
僕はただ、滅美逝く
先から侵食する滅美を
眺めることしか出来なくて
僕はこのまま消えて逝くと
確信したときにはもう遅い
僕は狭い箱の中・・・
このまま美しく滅び逝く終焉
滅美から始まる物語――――...
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