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君に体があったなら
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作詞 oreneko |
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愛しき面影を呼ぶように 白い花の少女は揺れていた
小鳥たちのベンチに腰掛けて 花唄をうたって街を眺める
探し物がなんだか分からずに それでも探し続けていたんだ
見慣れていたはずのあの景色が 夕日に照らされて色を変える
そんな8月25日の
少し涼しくなってきた日の事
君にもしも体があったなら
僕と手を繋いで帰れるのに
ケータイの電波が届かずに 一人待ちぼうけ喰らったSunday
待ち合わせの相手は誰だっけ 忘れてしまった孤独なHoliday
ただ麦わら帽子を被った その見えない少女を見ていた
また明日もここで遊ぶって なんとなくの約束をしたんだ
そんな8月25日の
少し切なくなるような日の事
約束は叶えられなかった
でもかくれんぼは 続いたままで
愛しき面影を呼ぶように ただあの日と同じ夢を辿る
今も同じ場所にいるのなら きっとまた会えるって信じてた
幼い頃に気付けなかった
お伽噺みたいな本当の事
君が透けて見えた本当の理由
花束を持ってた本当の理由
こんな8月25日の
幼かった10年前の日の
君ともう一度出逢えるのなら
僕と手を繋いで
胸の奥に残った想いが
今更になって溢れ出す
君にもしも体があったなら
きっとぎゅっと抱き締められるのに
抱き締められたのに
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