|
|
|
サマーテイル
|
作詞 oreneko |
|
自転車 夏休み 落としたドロップひとつ
迷っては進んで 探し物をほら見つけたよ
道のりはいつだって どこまでだって続いてる
知らない景色の中へ溶け込むための旅
水浸しのままそのままで落っこちていく
きっと記憶に手は届かないんだろう
ラムネの瓶で透けてた世界 それが今はこんなにも汚れて
懐かしさも愛おしさも どこかでかくれんぼしてるみたいだ
「いつから変わってしまったの?」
「誰しもいつかは変わるだろ?」
君だけがあの夏のままで
目も合わせられなくて
何か間違った昨日より
何もない今日がいいなんて
本気で思えてしまうほど
孤独に慣れすぎたんだ
自転車 夏休み ドロップは初恋の味
アスファルト焼け付く 2、3年前とは違う視界
高速道路沿いの道 蝉取り遊びと喧噪
知ってる景色の中で手に入れたかったもの
噴水でかかる虹 キレイだねって笑えても
きっと過去にはもう触れられないだろ
ラムネの瓶は砕いて捨てた 僕の心模様と同じ色
急に振り出す大雨のせい あの日に戻れる気がするなんて嘘
長い長い坂道の途中
跳べそうな気がして走り出した
いつまでも変わらずにいると
誓ったあの日の空
小指と小指が繋ぐ世界
嘘吐きな僕と君の世界
止め処無い思い出の墓場
呼吸が早くなっていく
いつかの暗く寒い夜に あなたが光って見えたんだ
矢印の指し示す方へ 手探りで歩き出す
あの夏のおとぎ話
もうくだらない日々は消去して
新しい僕でいられたら
どれほど切ない景色でも
光は溢れている
「いつから変わってしまったの?」
「みんないつか変わってしまうんだよ」
きっとあの頃と同じ
君だってもういない
何か間違った昨日やら
何もない今日を選ぶより
未だ見ぬ明日を信じたい
繋ぎとめていたい
ほら顔を上げれば
キラキラ輝いてる 夏の日みたいな空だ
|
|
|