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Walking The Distance
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作詞 椎野歩 |
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果てのない道の上に横たわる
私というこの道を歩くだけの人形
誰にもいつまでも拾われないまま
一人きりでまた歩き出す
はらはら舞いながら落ちる花びらに
自分の姿と重ねながら こっそりと
ただ言葉を並べただけの手紙を書いている
宛先の無い手紙は届くはずもなく
ただ自分の手元に自然と溜まっていく
それでも悲しむことも叫ぶこともなく
ただ一人きりでこの道を歩いていく
花の名前を知ることも無いまま
誰も彼もが通るべき道を通り過ぎる
終わらない旅路をいつのころから
「嫌だ」と思わなくなった?
誰かの指が奏でるいくつもの
音や深い悲しみ、愛情 夢とかが
何も無いこの道に幾千もの花を咲かせる
深夜には誰かの犬の遠吠えだけが
私の心に夢の中だけで問いかける
「君は大丈夫?」「大丈夫なわけない」
言えなかった言葉が自然と出てきたの
はらはら舞いながら落ちる花びらに
自分の姿と重ねながら こっそりと
ただ君への愛を書いた手紙を書いている
寂しいときに寂しいと言える強さが
いつかの私にとって必要な物だった
言えない強がりより あの言えた時の
充実感が忘れられなくなっていた
この果てしない道はまだ続いていく
けれど果てが見えてないだけで本当は有る
そして道の横には幾千もの花が
ひとつひとつが誇らしげに咲いている...
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