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雪日(ゆきび)
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作詞 HaRy |
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窓に触れると蘇る冷たさ
ドアの前まで迫った寂しさ
なんでもない日々の間に潜む
君という名の記憶の氷柱(つらら)
一人残った部屋の中から厚い雲を見上げれば
乾いた空気は透き通って 鮮明で
こんな日には ほら雪が落ちてくる
凍える北風(かぜ)は まだ静かな御様子
こんな日には どんな風に過ごしたら
いいのだろうか まだ恋う君の姿
君が着けていたあの日のマフラー
流行りらしくて歩けば見かけた
赤、茶色、黒のチェックにつられ
懐かしい日を胸で描いた
一人残った部屋の中から落ちる雪を見つめれば
知らない内に傷口は 広がって
こんな日には また君を思い出す
例えば友達(とも)と 話していたとしても
そんな日には どんな風に過ごすのが
いいのだろうか また乞うこの切なさ
もう一度心変わり(こころがわり) 変わらない淡い期待
見苦しい 知っている 知っているのに縋るのは
過ぎていく時の中 閉じ込んだ僕がいた
こんな日には また君を思い出す
暮れるにつれて 北風(かぜ)音立て始める
こんな日に迎える夜は どんな風に過ごしたら
いいのだろうか ただ降る雪のような
淡い期待は 積もり踏まれ消える
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