|
|
|
憂(ゆう)
|
作詞 HaRy |
|
六月の昼下がり濡らしては
暮れ時も居座る名残雲
黒き装飾 剥がし流れる
透ける夕色 隠し通せず
憂いを探すあまりに 喜びを喜べず
何も掴めないような ふりをしている
過ぎていく限られた時間の中で
今何を欲しがる
ありふれた日常を望んでは
特別な存在にも気づかない
薄く夕色 淡く落ちてく
そして憂色 黒き盲目
涙すら飾るあまりに 悲しみを悲しめず
何も持たないような ふりをしている
過ぎていく限られた時間の中で
今何を欲しがる
桃色に染まる紫陽花
いっそう赤く染まるのは誰が為?
もう後戻りも出来ない
いっそう掠れていくのは星の声
憂いを探すあまりに 喜びを喜べず
何もなかったような ふりをしている
尽きていく限られた世界の中で
まだ何を欲しがる
憂うのはこの星の脆さ
暮れ時も居座るよがり者
|
|
|