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異常動物
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| 作詞 こそ |
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息をとめるのは簡単でそのまま
水中へと貴方を迎えにいく
その手足は今自由にかきよせて
泳げていますか
視界を奪ういくつもの影は
僕が命を慈しむために
一所懸命もがき生きる人を
さらってしまう
掻き毟った腕が腫れていたいのです
思ったよりもずっと治らないのです
この傷を見せ付けたところで
顔をゆがめる以外 何をしてくれますか
僕は異常だ正常な平常心を失くして
瞬きもまばならない孤独な動物
本能でほんの少し子孫を残したかった
貴方との子だなんて 異常以外
なんでもないのです。
かさばる荷物を僕にたくす術を
忘れてしまった舌はもつれながら
乾いた目で今何を映しているの
誰を見ていますか
並に生きて波に流されていたいのです
目立つたびに深爪したくないのです
この傷を分かり合ったところで
何も守れないのは わかっていたわけでして
病を負い追々に老いてゆくだろうし
エサだけをついばんだ 孤独な動物
本能でほんの少し子孫を残したかった
貴方との巣だなんて 異常以外
なんでもないのです。
視界を奪ういくつもの影は
僕が貴方を慈しむたびに
乾いた目で今何を映しているの
誰を見ていますか
「誰を見ていますか？」
僕は異常だ正常な平常心を失くして
瞬きもまばならない孤独な動物
本能でほんの少し子孫を残したかった
貴方との子だなんて 異常だ
愛に生きて愛に死んで愛を裏切ることも
嘘を装うずる賢い 孤独な人間
本能でほんの少しただ守っていただけ
貴方との子だなんて 異常でも
なんでもないのです。
僕は異常だ正常な平常心を失くして
瞬きもまばならない孤独な動物
それ以外の
なんでもないのです。
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