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シェイドキャスター
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作詞 narios |
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前を行く人の 織り成す影を
瞬きするのも忘れる程に
それがぼやけてしまうくらいに
ただ ずっと 見つめている
周辺視野をかすめる光に
今日は晴れているのかと
少しだけ 気が向いたんだ
真っ青なスクリーンを ふと覗いてみた
うっすらと 希望が見えたんだ
なけなしの翼で 飛び立ってみたけれど
見つからなかった あるはずもない 分かってもいた
人の影だけ 見て歩いてきた
僕の願望が見せた幻なんだ きっと
前を行く人の 綴る言葉に
君は光で 僕は陰だと
君に聞かれてしまわぬように
小声でそっと 呟くだけで
心に 丸めて捨てた言葉
誰が聞いてくれるっていうんだ そんなもの
気付き始めた 陰を演じてる その虚しさに
そんな僕さえ いつだって映し出してくれるよ
たとえそれが 幻でも
自分の描いてきた その影を
忘れる事すら できない陰を
忘れぬようにと きっと見据えて
真っ青なスクリーンを そっと見つめた
手を伸ばしてた いつも どこででも 僕はずっと
雲の切れ間にちらついた 光が欲しくて
陰がある事 それを作り出すのは光だと
そんな事さえ 気付かずに 今まで歩いていた
探しているよ ずっと
この大空に自分の影を 何度も
映し出しながら
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