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オチバ
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作詞 ホシト |
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いつも人様の傘に隠れて
わずかな木漏れ日浴びて笑う
「僕は大きな木の葉の一枚」
急に肩はずれそうになったよ
いつも日にさらされてるあの人は
まぶしそうな顔して言うんです
「私は大きな木の葉の一枚
お役に立てて光栄です」
僕の方は役に立ちそうもないです
要らないモノなんです ヒカゲモノ
ならばいっそ旅立ちます
愛すべき人も愛さずに
憎むべき人も憎まずに
ただ舞って行く 風の吹くままに
僕の声届いたら そんな日にはその声に
耳を澄まして 少し聞いてやって
みんなキレイな色になって
その木から落ちていくんだね
そこからまた新しい色の
生命が輝きだすんだね
あの人はまだ元気な色かな
太陽もあまり顔を出さないな
「僕は大きな世界の一部」
どこへ行ってもそれは変らないのな
僕の方は何も変われません
生きているだけなんです ナガレモノ
ならばいっそ土に還ります
笑い時にも笑わずに
泣きたい時にも泣かないで
ただ生きていく 明日の方角へ
僕の声が聞こえたら
そんな日にはその声のする方角に
太陽を昇らせるから
小さな子供が僕を見て言う
「キレイ」
僕はさらに赤くなるけど
やっぱり離れたくないや
やっぱり生きていたいや
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