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冬の匂い
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作詞 羽楽音 |
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朝の空気が冷たくなると 君の声を思い出した
「チャリンコ」「オメー」と笑い声
口が悪いのに 優しかった
窓の結露とカップの湯気に あの頃の僕を浮かべてみた
嫌な事から逃げ出してたのに
そんな僕にも 優しかった
君との距離は 僕が作った
同じ場所 同じ時間 同じ仲間でいたのに離れて
僕との距離を 君は笑った
なんでもないように 君は笑った
朝の光が恋しくなると 別れの時を思い出した
言葉の代わりに 交わした肩が
二人最後の すれ違い
君を失い 僕は今でも
同じコト 同じ気持ち 同じように悩んでいるコト
冬の匂いが 僕を包んだ
なんでもないように 僕を包んだ
いつか冬を越し 春が訪れるその時まで
季節は冬 長い眠りの中で
手にした音楽が
少しずつ 褪せて 懐かしい色へと
君との距離に 僕は気付いた
同じコト 繰り返し まだ目が覚めず変えられない
冬の匂いが 僕に教える
なんでもないから 痛みは強みと
君との距離を 僕は学んだ
同じ場所 同じ時間 同じ仲間はもう来ないけど
君との季節 僕は生きてた
なんでもない ただの片想い
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