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冷血温死
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作詞 番蝶 |
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コンクリートの塊に遮られた孤独な空が泣いている
天空を見上げても微かな蒼が見えるだけで…
降りだす雨はココロの奥まで凍みて
やがて内側から蝕んでいく
冷たい床に横たえるよりも
凍てつく雪に埋もれたい…
鋭い言葉のナイフよりも
鈍く光る刃物で貫かれたい…
Ah…永久に溶けこんでゆく
アスファルトで遮られた地表の下で生命が泣いている
太陽を見ることも出来ずに絶えてゆく…
降り注ぐ光は瞳を焦がして
やがて何もかも見えなくなる
冷たい人の心に浸るよりも
凍てつく氷りに溶けこみたい…
無数の視線の刃より
鋭く研がれた刀で刺されたい…
Ah…永久に沈んでゆく
暗闇は光によって照らされるけど
人の底にある暗雲は何をもっても消されることは無い
理不尽な下界だから
何もかもが理不尽で成り立っている
降りだす雪は涙に変わって
頬を伝う空の血の涙
冷たい床に横たえるよりも
降り積もる雪に埋もれたい…
鋭い言葉のナイフより
裏切られた方がマシな気がして…
冷たい人の心に浸るよりも
血の紅さで手を染めて…
無数の視線の刃より
心に刻む亀裂の跡…
Ah…永久に消え失せて
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