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妄涙
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作詞 柊羽 |
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気付かぬうちに 人は変わっていくもの
私も 貴方も 今では新しい日常を生きて
見慣れたはずの景色も
こうして少しずつ変わっていくのに
どうして 心だけ こんなにも動かずに
貴方の優しさを ねぇ
惨めなほど 履き違えてしまうの?
零れても良いから 本当の言葉を
真っ直ぐ貴方に伝えれば良かった
失くしても良いから 震えるこの手で
貴方の腕を掴めば良かった
たとえ心が痛んでも
叶わないなら いっそ知りたくなかった
そう思えるほど
明日を夢見てられたら良かった
見慣れすぎていた景色に
結局 貴方など溶かせないままで
どうして 微熱だけ 何時までも下がらずに
有り得ない未来を ねぇ
惨めなほど 待ち侘びてしまうの?
惑っても良いから 本当の答えを
隠さず貴方に届ければ良かった
終わっても良いから 震えるこの手で
貴方のドアを叩けば良かった
たとえ心が痛んでも
眼を閉じても分かる
貴方の気配が身体を巡る
軋み始める鼓動を抱いて
私は何処まで歩けば良いのだろう
汚れても良いから 本当の私を
飾らず貴方に捧げれば良かった
砕けても良いから 竦むこの声で
貴方の胸に走れば良かった
どうせ心は痛むなら
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