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cigarette
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作詞 柊羽 |
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「どうしてだろう?
小さな頃から この匂いが
あまり得意じゃないの」
そう言って顔を顰めたら
伸ばさなくなった その右手が
ただ 愛おしかった
貴方の中に
あぁ 私が居るんだ
って信じ始めた
そんな事さえ 貴方は喜んで
全てを私に預けてくれたの
通り過ぎる想い出たちは
今日も同じ景色を映す
隣に微笑んでいた温もりだけが
季節(とき)に負けたみたい
・・涙なら もう要らない
街灯も無い 線路沿いの道
聴き慣れていた声が耳に届いて
暗さに紛れ俯いて 何気ないようにすれ違う時
気付いてしまった
貴方の中に
もう私は居ない と
あの香りが教えてた
仕方がないと言い聞かせても
抑えてた想いが溢れて
伝えられずにいた言葉は
今も同じ熱を抱えて
私だけが歩き出せずに
こんな場所で蹲っているの
悔やんだら もう戻れない
Come back to me
今なら きっと
あの匂いさえ許せてしまう
私の中に貴方は居て
この鼓動を操り続けてる
・・今更でも
どうか聴いて
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