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歪神
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作詞 なるなる |
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時計の針を戻してみたところで
呼吸はいつものリズムで刻んでいた
「少し冷たいんじゃないの?」って
笑って神様に愛想尽かすんだ
なのに今日も誰かが誰かの時計を勝手に止めた
本当に止まった時間 本当に固まったままで
それはそれは…
※まるで神業みたいな 不条理な魔法で
たちまちこの世界の法則は壊れていった
悲しみ崩壊した人間が 必死に針を戻してるのに
何千何万回転と 逆らっても神様は現れないんだ
現実に降臨するは人の姿をしたユガミ
ねぇどうして僕らは神様を作ったの?
世界を創る神様ってのを作った人は
行き場のない苦しみ、痛みってのを一部それに背負わせた
やがて神の下に甘え偽り 人は全ての罪を曖昧にした
ねぇどうしてあいつはユガミに変わったの?
人知れず誰かによって痛みに溺れ
逃げ場がなくて運命、神様をひたすらに恨んだ
だけど実はそこには何もなくて 心は呑まれ歪んでいった
ねぇもしかして僕らがユガミを作り出したの?
僕は今日も誰かが誰かを傷つけ隠れるのを見た
そいつは涙を流し 心はおかしく脈打った
それはそれは…
※まるで神業みたいな 不規則な鼓動で
たちまちこの世界の法則は壊れていった
悲しみやり場のない怒りは 必死に助け求めるのに
何千何万回祈り 捧げても神様は現れないんだ
現実に降臨するは人の姿をしたユガミ
僕はユガミって神様を信じたくない
誰の命も誰の道も 消したくはないから
僕は神様ってユガミを信じたくない
誰の心も誰の意志も 傷つけないから
でもそれは、それは、それは…
それこそがあるがままで…
時計の針を戻してみたところで
呼吸はいつものリズムで刻んでいた
「少し冷たいんじゃないの?」って
無力な神様を嘲笑って生きる
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