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郷里まで
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作詞 FU-TO |
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電車は今日、正直で
留まる事は在りませんでした。
小瓶は今、箱の奥
揺れて零れないで・・・。
後三つの駅を越え
願うことは「眠りませぬように」
事情の末、黄色跡
拙い物が好き。
貴方の言う大事なものとやらを
運ぶには、此れじゃ少し安すぎる。
選んだ色が赤なら。
さぞ、善い旅路に成るでしょう。
匂いがとうに香ったことを。
「尖った時計の針」
すこやか
近い嘘から解いて行きましょう。
はしたない真似は見せられない、
其の喉がもう渇いてる。
御水は如何でしょう?
貴方がさっき仰った言葉全部。
噛締めて、滲め、湛え、思い出す。
此処から今を迎えて。
さあ、私が消えてしまっても、
甘さが未だ残っていることを。
「彩った爪先の色」
「あともう少しで御座います。」
「起きて下さいませ。」
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