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潮騒雲
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| 作詞 FU-TO |
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写真を手に取る爪の色
ずっと前に変えてしまった
わざとらしさを繕った
声も他人（ひと）に捨てるしかなく
・測らずとも遠い距離
・プラスチックの向こう側
澱んだ爪先で蹴りつける
缶コーヒーの中身は過去さ
一体何処へ消えたんだ
この身、喉を突き刺して
・試さずとも生きる物
・まだ送れていない文字列（メール）
波が音を立てる このまま
「足を攫われていけば･･･」
どうせ 一つの勇気も持てないのに
今日の空に青が映る
最近暑くなり始めて
体調はどのようなの
そういえば暑中見舞いを書いて
送ってみたのだけど
・愛でなくとも消えていく色
・繰り返し続ける映像（テープ）
雲が空を揺れる このまま
「肺を潰して下さい･･･」
どうも 夢を見ているようで困るわ
今日も空の色は青く
とっくに
聞こえなくなっていたのは
その声だったのかな
波が音を立てる 独りで
「召される料理なんて ･･･」
いつか 逢える事を知っているのです
今すぐにでも
雲が空を揺れる このまま
「手が届けば楽だったのに･･･」
包丁（ナイフ）は痛いから厭だよ
貴方の言葉がほしいんだよ
今日も空は青く
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