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モラトリアム
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作詞 0A0 |
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散らかった部屋のように 粗雑に投げ捨てた
心が割れる音がした
平べったい場所に立ってる 此処にいたらきっと
丸いのなんてわからない
存在位置(げんざいち)はどこですか
ひとくくりの稚拙な文字に脅かされた
画面に並ぶのは
本音と虚言と現(うつつ)と夢(ゆめ)
何かが得られたっていうなら
腕が上がらないのは何故ですか
重力に骨が軋んで 酸素欠乏 略して 酸欠
呼吸の止めかた学びにきたんじゃない
生まれ出でた時まず知ったのは泣くことだった
笑うこと覚えたのはいつだっけ
貼りつけた笑顔みせるのは いつだって一人
心を殺すからでした
ぐずりだした赤ちゃんは自分 大きな愛に喚き出す
二つくくりの華奢な少女になりたいと
お面つけてるのは
真は嫌いで 嘘はもっと大嫌い
何かが得られたっていうなら
足が止まるのは何故ですか
圧力に恐れを成して 嗤(わら)ったのは 口でなく 膝
怖いと感じて立ち止まったなら思い出せ
生まれ出でた時母から飛び出してきたことを
最初は立てただけで褒められたのに
いつからか歩くことを止めただけで
人も心も離れていって
何かが得られるっていうなら
手足振り回してもがいてさ
まだ力は残ってますよ 泣き叫ぶように 大きく笑った
呼吸が止まるくらい「は」を連呼して
生まれ出でてからの時間は無駄でないのだと
笑うこと今日から覚えていこう
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