|
|
|
自書
|
作詞 0A0 |
|
「貴方専用の辞書になります
ひとりひとりに配給されます
お金はかかりません
一からご自分で作ってください」
未熟な僕は青いポストイット片手に
あ行からなんて法則もない
載っているのは僕の言葉たち
「愛してる」って言葉には
「君専用」って付箋を貼って
「大嫌い」って言葉には
「4月1日専用」って貼った
嘘でも言わないなんて
かっこつけるほど大人じゃないよ
薄っぺらいのか、ぶ厚いのかは
判(わか)んないけど解(わか)んなくていい
語彙少ねーなって笑い飛ばすよ
「一生」って言葉には
「君と」って付箋を貼っておいて
「永遠」って言葉は
修正ペンで消してしまって
終りがあるから
大切さが身に染みてるんだよ
僕を埋めるたくさんの文字
でも僕なんてちっぽけな人間の中身は
今は君で満杯だから
これから先、書き足すのは全部
全部 君から貰う言葉たち
|
|
|