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流れ者
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作詞 Erin |
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錆びれたベンチに腰掛けて
道行く人を眺めた
くたびれた街の一角で
灰色の空を見上げた
どこに行っても余所者扱い
仲間なんてできやしないさ
そんなことくらい分かってるよ
だって俺は流れ者
だけど...たまに思うんだ
どこから来てどこへ流れるのか
俺の人生は何だったんだろうか
いつの間に俺はこんな姿で
こんな気持ちを抱え込んだんだ
俺は誰だ?
一羽の鳩が降り立った
足元の方に目をやると
あいにく餌は持ってない
そうだな俺の手でもくれてやろうか
近づいた右手に驚いて
汚れた鳩は飛び去った
まぁ そんなモンだろ俺の人生なんて
今更落ち込む気もないのにな
それでも...ときどき考えた
どこまで歩けば息ができるのか
求めるものが何なのか求めて
どれくらいの間俺はこうしているのか
いっそ木にでもなっちまおうか
俺はココだ...
牛車の荷台に積まれた藁
これから畑にでも行くのかな
藁の匂いがなくなると
一羽の鳩が待っていた
俺の手はくれてやれないけど
俺の肩に乗る気はあるかい?
そいつはゆっくり翼を広げて
俺の肩に白い羽を落とした
そうだな...俺ももう行かなくちゃ
どこから来てどこへ流れるのか
行き先なんてない方が良いに決まってる
再び歩き出す俺の手の上で
小さく白い羽がゆれる
俺は流れ者。
流浪の道
俺の道
溜めていた時間を今押し出した
他の道へ逸れる勇気もないしな
俺はどこに人生を置いてきたのだろう?
今頃出てきた 少し嬉しいけどさ
流れ者...は俺だ。
流浪の道
俺の道
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