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コトバ
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作詞 紗羽[さわ] |
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愛してる、なんて口にしたら
伝わらない気がしてた。
なぜかコトバは頼りなくて、
想いは大きいのに
コトバを越えられない気がした。
だけど僕には何も無かった。
震える体を抱き締めたいのに
伸ばした手がさ迷って
君への愛を抱えたままで
ただ立ち尽くしていた。
愛してる、なんて口にしたら
伝わらない気がしてた。
どこかコトバを信じられず、
想いは大きさを
証明できる自信が無かった。
だから僕には何も無かった。
悲しみを包んであげたいのに
伸ばした手は冷たくて
君の優しさに
何も返せなかった。
僕の胸のひしめく音、
君の心の割れる音も
聞こえていたけれど。
やっと言えた、
別れのコトバだけ。
溢れ出すのは錆付いた想い。
後悔と歩き出す僕の足元に
行き場のない言葉は転がっていった。
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