|
|
|
どこかで聴いた歌
|
作詞 桜峰 いつき |
|
★どこかで聴いた歌が和(な)がれてる 肩を組んで唄った 平日の夕
沈みかかった陽に慌てながらも 影はひたすら笑ってたよな
たまにはみんなで馬鹿になろう 拳を合わせた My Home Town
写真より若いよ そんな風に誉められたって 時間は止まってくれないし
大臣変わっても国は変わらない そう愚痴っても 俺に何が出来るのさ?
なんでもかんでも駄目出しばかり その瞳は何を見ていると言うのだろう
三十路や40の人たちに人気の音楽が好き まだ学生の俺たちは
何を諦める生き方を学んでしまったの 幼ささえ残る笑い顔で
走ることを面倒くさがる いつ逃げた 涙も拭けない蒼いロード
時代(とき)の流れに押し流されて 負けそうになる 帰り道
いつかの風の匂い 「おもいっきり生きてこい」
振り向いた先には誰もいなかったけれど 何故か笑った
★Repeat
代わりはいくらでもいる その他大勢の毎日で どう夢を見る?
これまでを思い出すと 頬を伝う何かが記憶を濡らした
強くなんてなれない俺は 何もかも失ってから気付くんだ
吹きぬける風 やめてくれよ もう疲れたと叫んでいるのに
ゴミにも出来ない 埃にまみれた 遠き日の夢たち
ああ分かったよ どこまでも走っていけば いいんだろ?
「疲れた時 苦しい時には 仕方ないから一緒に走ってやるよ」
本当はそんな事してくれないくせに 嬉しくなる 言わないけどな
切ない雨が降りしきる そんな日でも この頃は 気持ちいい
自分しか作り出せないドラマ ありふれているかもしれないけれど
その結末は面白くも ハッピーエンドじゃないかもしれないけれど
いつだって主人公は 精一杯頑張って生きているんだ
未来から射しこんできた光に 少しだけ目を細める
どこかで聴いた歌が届く 肩を組んで唄った あさぼらけの街
顔を覗かせた陽に慌てながら 影はひたすら笑ってたよな
たまにはみんなで馬鹿になろう 軽い約束 いつものたまり場
大人になって なかなか会えない俺たちだけど
大人になって 何一つ分からない俺たちだけど
大人になっても どこかで聴いた歌 みんなで唄おう
|
|
|