|
|
|
片恋
|
作詞 桜峰 いつき |
|
黄昏が短くなった季節 冷たい風に 身を縮めた
切ない歌に心を預け 遙か遠くから 元気でいること知って 胸が痛い
片隅にさえいない きっとそうなんだ 自分に言い聞かせ 一人歩いてく
「嫌いになったはずなのに、馬鹿だよな」
曇っているのだろう 問い掛けた夜空に 煌きは無い
あの頃 確かにあなたはいたはずだよね? もう声すら届かないけど
一言一言 そのどこまでが 本当だったのかな
疑いたくなる 雑踏しかない 暗闇の中で
孤独が嫌なら どうして自ら選んだのだろう
大切な人を何度も泣かせ 謝り 嫌われ
一生忘れないと思うよ 友のそんな言葉が ささやかな救いだった
忘れえぬ恋 答えの無い 過去の中で
夢の中でさえ もう交わされる言葉は無い
携帯のカレンダーが それを教えてた You're over…
誰もがみんな 逃げ出したくなるような 悩みを抱えてる
自分は 逃げ出したことになるのだろうか 夢のせいにして
伸ばした指先に 返事は無かったけれど
あなたが気付かせてくれた 本気の夢を追いかける
これっぽちの頼りも無い 儚すぎる支えでも
それだけで 僕は 顔を上げられる
自分の弱さ それだって引き連れて
後ろに行けないなら 前へ行くしかないさ
なあ そうだろう?
「相変わらず、馬鹿で子供だね」
そんな言葉にも 笑顔を返せるように 送りかけたメッセージ 消去した
嘘みたいに あっさり消えた 一夏の思い出は そのままなのに
聞きたいことはたくさんあっても もう聞けないよね
時々でいいから思い出して欲しい それさえワガママかな
前は泣きながら聴いた ラブソング 今は横になりながら聴いている
少しは 大人になったのだろうか?
胸の痛みは まだ消えない けれど 少しずつ
夢に近付いていく まだまだ遠くとも
この最後の強がりだけは 譲らない
片道のLOVE 胸の奥で抱きしめて
|
|
|