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狂恋歌
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作詞 花咲雪夜 |
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魂の緒よ絶へねば絶へね
いくつ想いを重ねても
貴方が元には届かない
かぼそい腕 伸ばす虚空
ただ希う(こいねがう)硝子の縁
言葉にならない
してはいけない
禁忌にこの身は刻まれて
いっそ死んでしまえばいい
私も貴方も底に堕ちて
悔やみはしないわ
流すは血の涙
崩れる我が身
誰が何を過ちと言うでしょう
長らへば忍ぶることの
何をもって恋とする
貴方は私を見もしない
優しい声 聞けぬ耳よ
ただ泣き叫ぶ硝子の檻
出逢いに行けない
行ってはならない
禁忌にこの身は囚われて
いっそ告げてしまえばいい
私ハ貴方ヲ愛シテイル
望みは叶わぬ
孤独の花咲く
虚しき庭園
誰がどこを美しいと言うでしょう
いっそ死んでしまえばいい
私は一人で闇に臥せて
最期に想うの
貴方の行く輪廻(りんね)
私の宿命(さだめ)
誰がこれを悲劇と呼ぶでしょう
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