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空蝉
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作詞 七月の侍 |
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溢れるほどの木漏れ日が鬱陶しい日々
始まりを告げる懐かしい声は
僕に「一人」と名付けた
忘れたはずの面影がまた蘇り微笑む
変わらずに訪れた優しい風が
連れてきてしまったのか?
無くしたものを思い出と呼べるまでには
まだ時間が掛かりそうだ
足りない心を満たそうと喉を鳴らして叫んでも
見当たらない 見つからない
君という眩しさ
今にしがみつくので精一杯
そんな日々の中で僕が君にあげた優しさは
全て僕のためだった
大人への階段を共に駆けてきた
躓き転んでも護ってあげられると思ってた
だけど君はもう遠く上
子供だったのは僕だけ
気付いたのが遅すぎたのかな?
足りない心を満たそうと喉を鳴らして叫んでも
見当たらない 見つからない
君という眩しさ
今を握り締めていても知らずに過去に流れていく
この地球で掴んだものは全て君のためだった
美しい夏の声は僕にはまだ聞こないけど
いつの日か響くはず
空っぽを捨て去った僕の元で
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