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スペル・セット
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作詞 竜二 |
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せっかく集めた 言葉でつづった手紙も
自分で破いて泣いて あなたに手紙出せずにいる
紙とインクなら 要らないくらいたくさんあるけどね
あなたに渡せる とっておきの言葉がみつかんないよ
飛行機雲が 空を引き裂いて その境界線ぼやかすように消えて
あなたとの距離も 分からなくなってく 当たり前の笑顔が思い出せずに泣いてる
スペル・セット お願いだから何度も同じ言葉なんか
スペル・セット 使わせようとしないで そのたびに涙流すから
やっと出した手紙なのに 返事があなたから無い
小さな身を抱えて 「どうすればいいの」考えて
涙の泉は まだ枯れそうも無いよ
優しく拭いてくれた あなたの手はここには無い
傘差して 雨を吹き飛ばして そのまま誰も寄せ付けないみたいな
昔のあなたを なんとなく思い出した そのとき私はずぶぬれだった
スペル・セット あなたは私を傘の中に入れてくれた
スペル・セット 表情なんか変えなくても空いた手で手を握ってくれた
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