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牢と鎖と門番と 修正ver
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作詞 N. |
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こっから出してくれ
重たい鎖が足に絡まって まともに歩けやしない
刑務所なんて言ったって 牢にいるのは俺一人だけ
あの無口な門番入れりゃ二人だけど
いくら叫んだって
あの門番はシカトして
何をすればこっち向いてくれるのかって考えて
まるで恋する乙女じゃねぇかなんて
自嘲気味に笑ったりして
太い鎖が俺に絡んで
足は細って 八つ当たりで壁を蹴るのももうやめた
不味いスープを口に運んで その度吐き出して
死にながら生きてるんだ、牢の中
こっから出てみたい
その思いだけが空回り どうせ牢からは出れないのに
いくら叫んだって
あの門番はシカトして
試しにフォークで自傷しても何の反応もなくて
構ってほしいガキみたいじゃねぇかなんて
自嘲気味に笑ったりして
太い鎖が俺に食い込み
腕は細って 床に無駄な抜け穴を掘るのももうやめた
綺麗な世界を空想して その度後悔して
死にながら生きてるんだ、牢の中
俺が何したってんだ?身に覚えのない罪
綺麗な世界を望んだっていいだろう 上手い飯を望んだっていいだろう
なあ―――
太い鎖を振り回したら
錆たとこから どんどん削れていって無くなっていって
小さな穴が開いたんだ あぁ、あぁ、あぁ……
綺麗な世界を空想して それを実現したくて
行きたくて生きてるんだ、牢の中
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