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ウイスキー
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作詞 N. |
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僕はウイスキー 君を酔わせる
僕の住処はこのアイビーグリーンの酒瓶
あぁ、こうやって君の中入っていって
喉を通って ずっとずっと奥深くへ
君、だんだん酔ってきたみたい
やっぱりそうだ 躰が火照ってるもの
僕は君にもう一口飲まれた
もっともっと酔わせたげる
甘美な口付けのように君は瓶に口を当てた
このまま一緒に溶けていくのもいいだろ?
たまにはこんな風に二人 濃い時間を過ごすのもいい
僕のことも酔わせてみなよ
僕はウイスキー 君を酔わせた
僕はもうじき君に飲み干されてしまいそう
あぁ、こうやって君の中通っていって
躰を廻り もっともっと熱くなる
君、眠くなってきたみたい
やっぱりそうだ 瞼が重くなってる
僕は君に最後の一口を
お終いまで酔わせたげよう
甘美な口付けのように君は瓶に口を当てた
残念でした もう僕は全部君の中
「もう出てこないの」とばかりに君は淋しそうな顔してる
僕のことも酔わせてみてよ
甘美な溜息を吐いてから僕を深く味わった
君は着替えないままベッドの上 夢の中
あぁもうすぐ……僕は吸収されて消えてしまうだろう
僕もそろそろ酔ってきた
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