|
|
|
17才のうさぎ
|
作詞 N. |
|
かかるかかからないかの吐息は
色を帯びて僕に迫るよ
さようならと言いかけて
やっぱりやめよう 今はまだ
六月の夜を越えていこう
濃紺の空に明る過ぎる月は僕に影を落とすよ
十七度目の夏の始まりに
思わずキスをしたくなるような雨が降る
五月蠅い羽虫の音に腰は震えて
記憶は艶めかしいまま薄れてく
かかるかかからないかの睫毛は
色を帯びて涙伝うよ
さようならと言ってから
君を置き去った 永遠に
六月の夜に濡れたもの
兎は間抜けな顔で自分のまぼろし舐め続けてる
十七度目の夏の始まりに
思わずキスをしたくなるような雨が降る
五月蠅い羽虫の音に喉は震えて
声と声はいつだってすれ違った
十七度目の夏の始まりに
思わずキスをしたくなるような弱い僕
五月蠅い羽虫を指で軽く殺して
記憶は艶めかしいまま迫りくる
忘れたい壊したい
また夏がやってくる前に
忘れたい壊したい
何度目が来ても 季節はまた変わる
赤い眼で見つめる過去には
悲しい事しか残らない
さようならさようなら
さようならさようなら
|
|
|