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ノスタルジア連鎖
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作詞 N. |
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綺麗で苦しい記憶の隅の方
つついてると化膿して血が出てくるの
思い出すのは死にたくなる季節
桜の花びらが頬を掠める季節
胸の中に八分の晴れと
二分の不安をたずさえながら
妙に大きい制服に着られて
何だか窮屈な靴に足を押し込んで
温かい指に机の温度を感じながら
曇り硝子の外に眼を遊ばせた
吸った酸素は溜息になって消えた
その中に微かな希望を含ませて
『死ね死ね死ね死ね死ね死ねしねシネ…………
『消えろ消えろ消えろ消えろきえろキエロ…………
思い出すのは死にたくなる季節
突き抜ける青空に紅葉踊る季節
胸の中に八分の雨と
二分の雷降らせながら
妙にイラつくにぎやかな髪飾り
何だか窮屈な教室の椅子の上
温かい指に机の温度を感じながら
曇り硝子の外に眼を泳がせた
吸った酸素は嗚咽になって詰まる
その中に確かな絶望滲ませて
遥かな過去と遥かな未来と今現在に思いを馳せる
結局何も変わっていない結局何も変わらない
いつも淋しがるみすぼらしい負け犬なのね
いつも淋しがるみすぼらしい乞食なのね
いつだっていつだって素敵にはなれない
いつだっていつだって素敵にはならない
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