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列車
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作詞 零夢 |
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音だけの花火を
今夜打ち上げて
向かいのホームで
手を振る星屑の町
硝子のトランクに
折り畳んだ言葉を
上手に選んで
繕った言い訳
行きずりのトレイル
地平線まで垂れて
最終のトレイン
忘れてきたメモリーズ
思い違いでただ
痛みたいだけ
並んだ街灯りに
何かを待ち焦がれて
憧れ、響くベルと
秋枯れ錆びた匂い
真夜中過ぎに
二人で抜け出して
宝物探した
透明な夜間行
毛布に包まり
同じ夢を見た
爪先の折れた
カラスの遠吠え
心臓のペイン
夕闇に溶けて
果ての無いレール
零れ落ちたインク
降りだした雨
車窓を叩いてく
空模様グレー
わりと気の利いた声で
サヨナラをしよう
あばずれた歌を
歌いたいだけ
ただ日々を連れ去って
並んだ街灯りに
何かを待ち焦がれて
憧れ、響くベルと
秋枯れ錆びた匂い
並んだ街辺りに
誰かを待ち焦がれて
黄昏、響くベルと
秋枯れ錆びた思い
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