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心雑音
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作詞 ナナシロ |
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微温湯に浸かっているような
ムズ痒い関係
近頃は慣れてしまったけど
頭の隅かすめる
愛情っていう抽象概念
見え方は銘々 違うもので
それを知ったところで
靄は晴れずに
そんなやかましく言われても解らないんだよ
だからといって無口になっても解らないけど
はっきり言ってキミはそう 宇宙人だろう
だからそもそも理解なんか出来ないんだけど
それでもキミの心の声 聴きたいから
僕は黙ってヘッドフォンのステレオプラグを
キミの胸の間 肋骨の隙間を探して
挿し込むんだ ただ黙って
アンバランス不感症になって
瑣末事無関心
近頃は過信の上 居直り
前頭葉チクリと
愛情っていう抽象概念
見え方は銘々 違うもので
それを知ったところで
痛みは引かずに
大きな声あげて泣かれても解らないんだよ
だからといって寂しげな笑顔も困るんだけど
はっきり言ってキミはそう 宇宙人だろう
だからそもそも理解なんか出来ないんだけど
それでもキミの心の声 聴きたいから
僕は静かにヘッドフォンのステレオプラグを
キミの髪かきあげて 心の端子を探して
挿し込むんだ ただ静かに
ヘッドフォンから漏れてくる
キミの心音の中に
不安要素が紛れていて
それを一つ一つ摘出する
ただそれだけのことをして
キミが笑顔になるなら
僕はずっと聴くつもり
キミの心雑音を ずっと ずっと
だから言葉だけ それだけじゃ解らないんだよ
だからといって何もなしじゃ解らないけど
ただ耳澄まして 僕はそう 聴きたいんだ
そしてそこには理屈なんか存在しない
キミの
そう ただ キミの心雑音 聴きたいから
僕は静かにヘッドフォンのステレオプラグを
キミの胸の間 肋骨の隙間を探して
挿し込むんだ キミを抱いて
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