|
|
|
永遠回帰
|
作詞 ナナシロ |
|
「もしもし、そっちはどう?ここは暗くて静かで肌寒いよ。」
「もしもし、こっちはいつも通り。暖かくていい陽気。」
「今ね、土星に近づいてる。木星も見えてきた。」
「それじゃ私、お茶して待ってるから。」
いつもの会話 電話を切り
人々の間を縫い 僕は帰路につく
10万天文単位 彼方でも キミを見失わない
だって 僕は回っているから
キミを見つめながら
お互い引かれあって 彼方でも キミと繋がっている
だって 僕は旅をしているから
キミを見つめながら
手を引かれながら
10万天文単位 離れても キミを見失わない
だって 僕はキミを回る彗星
そしてキミは太陽
お互い引かれあって 離れても 同じ宇宙にいる
だから 僕は生かされ続けている
キミを見つめながら
手を引かれながら
お互い惹かれあって 彼方でも キミと繋がっている
だって 僕は旅をしているから
キミを見つめながら
キミを愛しながら
ちっぽけな地球にいる ちっぽけな人間が 何と言おうと
僕らにとっては 光さえも鈍足
引かれあって
見つめあって
離れあって
また 惹かれあって
|
|
|